新築住宅のアフターサービスとは?保証との違い・比較ポイントを解説

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新築住宅を購入した方、またはこれから購入を検討している方にとって、アフターサービスは非常に重要な要素の一つです。しかし、『アフターサービス』と『保証』という言葉は分かりにくく、その違いを明確に理解している方は少ないかもしれません。

そこで、この記事では、新築住宅におけるアフターサービスとは何か、保証とはどう違うのか、比較する際のポイントは何かを詳しく解説します。安心して新生活をスタートするために、ぜひこの記事をお役立てください。

また、以下の記事では岡山でおすすめの住宅メーカー3選を紹介していますので、会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

目次

新築住宅のアフターサービスとは?

新築住宅のアフターサービスとは、住宅の引渡し後、顧客が安心して快適な生活を送れるよう、住宅会社が提供するサポートのことです。具体的には、定期的な点検やメンテナンス、不具合が生じた際の補修対応、住まいに関する相談窓口などが含まれます。

新築住宅は、最初は綺麗な状態でも、時間の経過とともに経年劣化や設備の不具合などが生じてくるでしょう。また、住み始めてから初めて気づく不具合や、当初は小さな症状だったものが大きな問題に発展するケースも少なくありません。

アフターサービスにより、これらの問題を早期に発見、適切な処置を施せます。そうすることで、住まいの品質を維持し、長期にわたって快適な住環境を保てるのです。

アフターサービスと保証の違い

まずは、アフターサービスと保証の違いを見ていきましょう。

それぞれ解説します。

法律で定められた保証とは?

法律で定められた保証とは、具体的には『住宅の品質確保の促進等に関する法律』(品確法)に基づいています。新築住宅の基本構造部分と雨水の浸入を防止する部分に関して、住宅会社に10年間の保証責任を義務付けるものです。

これは、住宅の品質を確保し、消費者を保護することを目的としています。具体的に保証の対象となる箇所は、『構造耐力上主要な部分』と『雨水の浸入を防止する部分』です。

『構造耐力上主要な部分』とは、住宅の骨組みとなる部分、(基礎、柱、梁、壁、屋根など)を指しています。もしこれらの部分に欠陥があった場合、住宅の倒壊や損傷につながるかもしれません。

『雨水の浸入を防止する部分』とは、屋根、外壁、開口部などを指し、雨水の浸入を防ぎ、住宅の内部を乾燥した状態に保つ役割を果たします。これらの部分に欠陥があると、雨漏りが発生し、住宅の腐食やカビの発生につながるかもしれません。

保証期間は、原則として住宅の引渡し日から10年間です。つまり、引渡しを受けた日から10年間は、これらの部分に欠陥が見つかった場合、住宅会社は無償で補修する責任を負います。

住宅会社独自のアフターサービスとは?

住宅会社独自のアフターサービスは、法律で定められた保証(品確法に基づく10年保証など)とは異なり、各住宅会社が独自に提供するサービスです。

これは、顧客に長期にわたり安心して快適な生活を送ってもらうこと、そして住宅会社と顧客との良好な関係を維持することを目的としています。

保証は、法律に基づいて一定期間、特定の部位の欠陥に対して住宅会社が責任を負うものです。一方、アフターサービスは、それ以外の部分や、保証期間終了後も継続して提供される点に大きな違いがあります。

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目的保証アフターサービス
法的根拠法律(品確法など)に基づく住宅会社独自の規定に基づく
対象範囲構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分など保証対象外の部分、設備、内装などを含む場合がある
期間法令で定められた期間(通常10年)住宅会社によって異なる(数ヶ月〜数十年)
内容無償補修点検、メンテナンス、補修、相談など
目的住宅の品質確保、消費者保護顧客満足度向上、長期的な関係構築

アフターサービスに含まれる主な内容

アフターサービスには、定期点検・無償修理・緊急対応・その他サービスなどが含まれます。まず、定期点検は、住宅の経年変化や不具合を早期に発見し、適切な処置を施すために非常に重要です。

点検の時期や頻度は住宅会社によって異なりますが、一般的には、引渡し後数ヶ月、1年、2年、5年、10年といった節目で行われます。

点検項目は、基礎、外壁、屋根などの構造部分から、内装、設備、水回りなど、住まいのあらゆる箇所です。点検方法も、担当者による目視点検だけでなく、必要に応じて専門の機器を用いた精密な点検が行われる場合もあります。

無償修理は、保証期間内やアフターサービス期間内に、対象となる箇所に不具合が見つかった場合、無償で修理が行われます。対象箇所や条件は住宅会社によって異なりますが、構造上の重要な部分や雨漏りなど、住宅の基本的な性能に関わる部分が対象となることが多いです。

緊急対応は、水漏れや鍵の紛失、設備の急な故障など、緊急性の高いトラブルに迅速に対応するサービスです。24時間対応の窓口が設けられていたり、状況に応じて迅速に駆けつけるサービスが提供されている場合もあります。

対応範囲は、住宅会社によって異なりますので、事前に契約内容や提供されるサービスについてしっかりと確認しておくことが重要です。

ハウスメーカーのアフターサービス比較ポイント

ここからは、ハウスメーカーのアフターサービスを比較する際のポイントを紹介します。

それぞれ見ていきましょう。

保証期間と対象範囲

保証期間の長さだけではなく、具体的にどの部分が保証の対象となるのかをしっかりと確認しましょう。保証の対象範囲は大きく分けて、構造部分、雨漏りに関する部分、設備・内装の3つに分類できます。

まず、『構造部分』の保証は、住宅の骨組みとなる基礎、柱、梁、壁など、住宅の安全性に直接関わる重要な部分が対象です。これらの部分に欠陥があった場合、住宅の倒壊や損傷につながる可能性があるため、長期の保証が設定されてます。

『雨漏りに関する部分』の保証は、屋根、外壁、開口部など、雨水の浸入を防ぐ部分が対象です。これらの部分に欠陥があると、雨漏りが発生し、住宅の腐食やカビの発生につながる恐れがあります。

『設備・内装』の保証は、給湯器、水回り、建具など、住宅の設備や内装部分が対象です。これらの部分は、使用頻度が高く、経年劣化しやすい部分でもあるため、保証期間や内容をしっかりと確認しておきましょう。

点検の頻度と内容

定期点検の時期と回数は、ハウスメーカーによってさまざまです。一般的には、引渡し後、数ヶ月後、1年後、2年後といった比較的早い時期に点検が行われます。

そして、その後は数年おきに定期点検が実施されることが多いです。中には、10年、20年、30年といった長期にわたって定期点検を実施しているハウスメーカーもあります。

点検の回数も、数回程度のハウスメーカーから、長期にわたって複数回実施するハウスメーカーまで、幅広く存在するため、事前に確認しておきましょう。

点検項目と方法についても、ハウスメーカーによって異なります。一般的な点検項目は、基礎、外壁、屋根などの構造部分、雨漏り、水回り、内装、設備などです。

点検方法は、担当者による目視点検が基本となりますが、必要に応じて専門の機器を用いた精密な点検が行われる場合もあります。点検の結果、不具合が見つかった場合の対応も、ハウスメーカーによって異なります。

無償で修理が行われる場合もあれば、有償となる場合もあるでしょう。また、点検結果に基づいて、今後のメンテナンス計画や改修計画などの提案が行われる場合もあります。

問い合わせ窓口と対応

緊急時には、迅速かつ適切な対応が求められます。比較する際には、まず緊急時の連絡先、対応時間、対応方法などを確認しましょう。

具体的には、24時間対応かどうか、夜間や休日でも連絡がつくか、駆けつけ対応は可能かなどを比較します。問い合わせ方法も重要で、電話、メール、ウェブサイトなど、複数の連絡手段があると便利です。

対応時間と対応スピードも比較ポイントです。問い合わせに対して、どれくらい迅速に返信や対応をしてくれるかを確認しましょう。

最後に、担当者の専門性と対応品質も重要です。質問に対して的確に答えてくれるか、親身になって相談に乗ってくれるかなどを確認しましょう

アフターサービス体制

万が一の際に、迅速かつ適切な対応を受けられる体制が整っているかを確認することは不可欠です。

たとえば、建築士や施工管理技士などの資格保有者が在籍しているか、過去の経験年数や実績はどの程度かなどを確認しましょう。そうすることで、その会社の専門性が分かります。

また、サポート体制専門の部署が設置されているか、対応人数は十分に確保されているかなども確認しましょう。専門部署があれば、より専門的な対応が期待できます。対応人数が多ければ、問い合わせに対するレスポンスも早くなるでしょう。

さらに、過去の対応事例も参考になります。過去にどのような事例に対応してきたのか、その際の対応スピードや解決までの期間などを確認することで、実際の対応能力を把握できます。

費用

将来的なメンテナンスコストを把握するため、無償・有償の範囲、延長保証の費用などを明確にしておきましょう。まず、無償点検・修理の範囲を確認します。どの範囲までが無償で対応してもらえるのか、期間はどのくらいかなどです。

さらに、有償点検・修理の費用についても確認しましょう。将来的に必要となる可能性のあるメンテナンス費用を、事前に見積もりを取る、または、費用相場の情報収集をしておくと安心です。

特に、大規模な修繕や設備の交換が必要になった場合の費用は高額になることが多いので、注意しましょう。

注文住宅会社を選ぶ際は複数会社を比較しよう

注文住宅会社を選ぶ際には、複数の会社を比較検討することが非常に重要です。特に、アフターサービスは、会社ごとに内容や体制が大きく異なるため、しっかりと比較しましょう。

比較検討する際には、保証内容を確認し、保証期間や保証対象となる範囲、無償で対応してくれる範囲などを比較するのがおすすめです。

また、複数の会社を比較することで、それぞれの特徴を把握し、自分の希望や予算に合った会社を見つけられます。施工事例や評判、価格なども比較検討すると良いでしょう。また、実際に展示場や完成見学会などに足を運び、担当者と直接話を聞くことも大切です。

岡山で注文住宅を建てるならタカ建築がおすすめ

出典元 : タカ建築
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項目詳細
会社名株式会社タカ建築
所在地岡山市北区白石西新町7-123
設立年月日1988年3月
対応地域岡山市、倉敷市、早島町、総社市、玉野市、備前市、赤磐市、瀬戸内市
公式サイトhttps://takaken-okayama.com/

ここまで新築住宅のアフターサービスについて見てきました。アフターサービスは、会社により保証範囲や期間などは異なるため、比較検討が必要です。岡山でアフターサービスの手厚い会社を選びたいのなら、タカ建築がおすすめです。

タカ建築は、岡山・岡山市を中心に注文住宅を手掛けています。高性能な住宅性能と、地域密着ならではの手厚いアフターサービス体制が強みです。

地盤保証として、第三者機関の基準に基づいた調査・改良工事を行い、引渡し後20年間、最高5000万円まで補償する体制を整えています。

さらに、『住宅トラブル緊急かけつけサービス』として、24時間365日体制で専門スタッフが対応しています。これは、トイレの詰まりや水漏れなどの緊急トラブルに、30分程度の応急処置を無料で行うサービスです。

興味のある方は気軽に問い合わせてみましょう。

以下の記事ではタカ建築の口コミや評判、会社の特徴や施工事例などを解説していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみるといいでしょう。

まとめ

今回は、新築住宅のアフターサービスについて、紹介してきました。アフターサービスは、会社によって異なるため、事前に比較検討をしてから会社を選んでいきましょう。

比較検討する際は、保証期間と対象範囲、点検の頻度と内容、問い合わせ窓口と対応などを確認するのがおすすめです。この記事があなたにとって、注文住宅づくりの参考になりますように。

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