注文住宅は、間取りやデザイン、設備などを自由に選べるため、理想のマイホームを実現できるという魅力があります。しかし、その自由度の高さゆえに、後になって『こうすればよかった…』と後悔してしまうケースも少なくありません。
そこで今回は、注文住宅でありがちな失敗とその対策をまとめました。これから注文住宅を建てようと検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
また、以下の記事では岡山でおすすめの住宅メーカー3選を紹介していますので、会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
注文住宅でよくある失敗5選
さっそく、注文住宅でよくある失敗例を見ていきましょう。
それぞれ詳しく見ていきます。
収納スペースが使いにくい
収納スペースの失敗は、住み始めてから後悔するポイントとして非常に多く挙げられます。
最も基本的な失敗例は、収納量が足りないという失敗です。特に、季節ごとに使う物や、思い出の品など、なかなか捨てられない物を考慮に入れていないと、収納不足に陥りやすいでしょう。
また、奥行きが深い収納も失敗しがちな点です。奥行きのある収納は一見たくさん物が入りそうに見えますが、奥にしまった物が取り出しにくくなるというデメリットがあります。
特に、クローゼットや押入れなどは注意が必要です。奥行きがありすぎると、手前の物を出さないと奥の物が取れず、出し入れが非常に面倒になります。
収納スペースの配置も失敗ポイントです。たとえば、キッチンで使う物をリビングの収納にしまうなど、使う場所と収納する場所の配置に失敗すると、毎日の生活がスムーズに送れなくなるでしょう。
生活動線を考えた間取りにすればよかった
生活動線とは、日常生活における人の動きの流れを示すものです。家事動線、通勤・通学動線、来客動線など、さまざまな種類があります。
これらの動線を考えずに間取りを決めてしまうと、住み始めてから無駄な動きが多くなり、日々の生活が非常に不便になるでしょう。
たとえば、家事の中心となるキッチンと、洗濯を行う洗濯機の位置が大きく離れている場合が挙げられます。洗濯物を干しに行く、取り込みに行くといった作業の度に、長い距離を移動することになり、家事の効率が悪くなるでしょう。
また、洗面所とお風呂場の位置関係が悪ければ入浴後の動線がうまくいかず、床が濡れてしまったり、風邪をひきやすくなったりする可能性もあります。
予算オーバーしてしまった
理想の住まいを求めると希望を盛り込みすぎてしまい、当初の予算を大幅にオーバーしてしまう、というケースは少なくありません。予算オーバーの主な原因としては、計画段階での見積もりが甘い、建築途中で仕様変更を繰り返した、などが挙げられます。
たとえば、詳細な仕様や設備が決まっていない状態でざっくりとした見積もりを出した場合です。後になって追加工事やオプション費用が発生し、結果的に予算を大幅に超過してしまうかもしれません。
また、工事が始まってから「壁の色を変えたい」「グレードの高い設備にしたい」といった仕様変更を繰り返すと、その都度追加費用が発生します。
冷暖房効率が悪かった
せっかく理想のマイホームを建てたのに、夏は暑く冬は寒いという状況になる場合も多くあります。冷暖房効率が悪くなる主な原因は、断熱性能の低い窓や壁を使用している、開放的な空間を作るために吹き抜けを設けた、などが挙げられます。
断熱性能の低い窓や壁は、外気の熱や冷気を室内に伝えやすく、冷暖房の効果を大きく損なってしまうのです。吹き抜けは開放感をもたらしますが、冷暖房された空気が上部に逃げてしまい、足元が冷えやすくなるというデメリットがあります。
さらに、住宅全体の気密性が低いと、隙間から外気が侵入しやすく、室内の温度が外気温の影響を受けやすくなってしまうでしょう。これらの要因が重なることで、冷暖房効率が低下し、光熱費の増加や室内の温度差といった問題を引き起こします。
風通しや日当たりが悪い
風通しや日当たりが悪くなる原因は、窓の配置や大きさ、周辺の建物との関係が挙げられます。窓の数が少なかったり、窓の位置が偏っていたりすると、室内に風が通りにくく、換気が不十分になりがちです。
また、窓が小さすぎると、十分な自然光を取り入れられず、日中でも照明が必要になるでしょう。さらに、周辺に高い建物が建っている場合、その建物の影により、家の中に日が差し込まなくなってしまうかもしれません。
注文住宅で失敗しないための対策
ここからは、注文住宅で失敗しないための対策方法を見ていきます。
それぞれ見ていきましょう。
適切な収納量を確保する
まず家族の持ち物をリストアップし、必要な収納量を明確にすることが不可欠です。たくさんの収納があれば良いわけではなく、何をどれだけ収納したいのかを具体的に把握しましょう。
そうすることで、無駄のない効率的な収納計画を立てられます。
また、収納する物に合わせて奥行きや高さを考慮することも大切です。たとえば、奥行きの深い収納は奥の物が取り出しにくくなりますが、使用頻度の低い物を収納するのには適しています。
使用頻度の高い物は取り出しやすい場所に配置することで、日々の生活がよりスムーズになるでしょう。さらに、ウォークインクローゼットやパントリーなど、用途に合わせた収納スペースを設けることも有効です。
衣類や小物類はウォークインクローゼットに、食品や日用品はパントリーに収納すると、整理整頓された快適な空間を実現できます。加えて、可変性のある収納を選ぶと、ライフスタイルの変化に対応できて便利です。
生活に合ったスムーズな動線を確保する
注文住宅で失敗しないためには、生活に合ったスムーズな動線を確保しましょう。
たとえば、洗濯物を干す、取り込む、畳む、収納するといった一連の動作を想像し、無駄な動きをしない間取りかを確認することで、よりスムーズな家事動線を設計できます。
また、キッチン、洗面所、浴室など、水回りを集約すると、家事動線を短縮でき便利です。水回りがまとまっていることで、掃除の手間が省けるメリットもあります。
加えて、回遊性のある間取りを採用することで、移動の自由度を高められるでしょう。行き止まりのない動線は、家族のコミュニケーションを円滑にする効果も期待できます。
無理のない返済計画を立てる
理想のマイホームを実現するためには、無理のない返済計画を立てましょう。そのためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。
複数の見積もりを比較すると、相場を把握し、適正な価格で家を建てられます。また、住宅設備や内装など、希望する項目に優先順位を明確にし、予算に合わせて取捨選択しましょう。
全ての希望を叶えようとすると、予算オーバーしてしまう可能性があります。何が本当に必要なのか、後回しにできるものはあるかをしっかりと見極めましょう。
さらに、予備費を確保しておき、不測の事態に備えることも重要です。建築中に予期せぬ追加工事が発生したり、引っ越し費用などが予想以上にかかったりする可能性もあります。
ある程度の予備費を確保しておくことで、安心して家づくりを進められるでしょう。
採用する前に設備のメリットデメリットを知っておく
採用を検討している設備のメリットとデメリットを事前にしっかりと把握しておくことも大切なポイントです。
たとえば、室内の温度を一定に保ち、冷暖房効率を高めるために、断熱性能の高い窓や壁を採用したいと考えているかもしれません。しかし、初期費用が高くなるというデメリットもあります。
断熱材を適切に施工することは、断熱性能を最大限に発揮するために重要です。しかし、施工不良があると効果が低下してしまう可能性があります。
また、開放的な空間を作るために吹き抜けを設ければ、空間の広がりやデザイン性を高めるメリットがあります。一方で、冷暖房効率が低下しやすい点がデメリットです。
このように、各設備にはメリットとデメリットが存在します。そのため、それぞれの特徴を理解し、自身のライフスタイルや予算に合わせて最適な選択をしましょう。
方位、周辺環境を考慮する
家を建てる際は、一年を通して快適に過ごせるように、方位と周辺環境をしっかりと考慮した設計を心がけましょう。
そのためには、まず風の通り道を考え窓を配置することが大切です。風の入口と出口を意識した窓の配置にすると、効率的に換気を行い、室内に新鮮な空気が取り込めます。
また、適切な大きさの窓を選び、十分な採光を確保することも重要です。日中はできるだけ自然光を活用することで、照明の使用を抑え、電気代の節約にもつながります。
さらに、周辺の建物との関係を確認し、日当たりを考慮した配置にすることも忘れてはいけません。隣の建物によって日陰になる時間帯や、将来的に周辺環境が変わる可能性なども理解しておくと、後悔を防げるでしょう。
後悔しないために会社選びは慎重に!
注文住宅で失敗しないためには、信頼できる会社を選ぶことが大切です。会社選びを間違えてしまうと、デザインや性能、工事の質やアフターサービスなど、あらゆる面で後悔する可能性があります。
そのため、会社選びは慎重に行い、複数の会社を比較検討しましょう。会社の施工実績や評判、担当者の対応などを確認し、自分たちの希望や要望をしっかりと伝えられる会社を選ぶことが大切です。
また、見積もり内容や契約内容も十分に確認し、不明な点は納得いくまで説明を受けるようにしましょう。会社によって、得意なデザインや工法、アフターサービスの内容は異なります。そのため、自分たちの希望に合った会社を選ぶことが重要です。
安易に価格だけで判断するのではなく、会社の信頼性や実績、担当者の対応などを総合的に判断し、後悔のない会社選びを心がけましょう。
岡山で注文住宅を建てるならタカ建築がおすすめ

項目 | 詳細 |
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会社名 | 株式会社タカ建築 |
所在地 | 岡山市北区白石西新町7-123 |
設立年月日 | 1988年3月 |
対応地域 | 岡山市、倉敷市、早島町、総社市、玉野市、備前市、赤磐市、瀬戸内市 |
公式サイト | https://takaken-okayama.com/ |
ここまで注文住宅の失敗しやすいポイントやその対策方法について見てきました。家づくりで失敗しないためには、複数の会社の比較検討が必要です。岡山で注文住宅を建てたいと考えている方には、タカ建築がおすすめです。
タカ建築は、岡山県岡山市に本社を置く地域密着型の工務店です。新築注文住宅を中心に、リフォームやリノベーションなども手掛けています。
『スーパーウォール(SW)工法』という高気密・高断熱・高耐震の工法を取り入れた住宅や『パッシブデザイン』を取り入れた住宅を手がけてきました。
さらに、顧客の想いを丁寧にヒアリングし、それを住まいに反映させるという、高いヒアリング力も持ち合わせています。
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まとめ
今回は、注文住宅の失敗しやすいポイントや対策方法について紹介してきました。後悔する点を少しでも減らせるように、動線や収納、返済計画などを考えていきましょう。
また、注文住宅会社を選ぶ際には、複数の会社の比較検討が必要です。デザイン性や機能性、価格やアフターサービスなどを総合的に判断し、自分に合った会社を見つけてみてください。
この記事があなたにとって、注文住宅づくりの参考になりますように。