注文住宅を建てる場合、坪単価の相場や安く抑える方法を知っておくことが重要です。というのも、坪単価によって建築費用が変動してしまうからです。
また、業者によって坪単価が変動することにも注意が必要となります。建築費用を予算内に収めるためにも、坪単価を決める要素や変動する要素を詳しく知っておきましょう。
この記事では、坪単価とは何かやその計算方法、安く抑えるためのポイントを紹介します。これらのポイントを押さえて、できるだけ坪単価や建築費用を抑えていきましょう。
また、以下の記事では岡山でおすすめの住宅メーカー3選を紹介していますので、会社選びでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
注文住宅の坪単価とは?
そもそも注文住宅の坪単価とは、一坪にかかる建築費のことです。一坪の広さは、約3.3平方メートルです。
坪単価は「建物の本体価格÷延床面積」で算出できます。例えば、建物の本体価格が1,000万円で延床面積が20坪の場合は、下記のような計算式と坪単価になります。
- 1,000万÷20=坪単価50万円
もし建物の本体価格が分からない場合は、建築費用の約7割として考えれば問題ありません。また、延床面積の定義は詳細に決まっておらず、人によって基準が異なる点には注意が必要です。
注文住宅の坪単価相場を徹底解説
注文住宅の坪単価の相場は、様々な要素によって異なります。今回は、下記の3つの場合の相場を紹介します。
ご自身が建てようと考えている注文住宅と照らし合わせて、確認してみましょう。
構造ごとの坪単価相場
木造や鉄骨造など、構造によって使われている建築材が異なるため、それに応じて坪単価も変わってきます。したがって、まずは構造ごとの坪単価相場を確認していきましょう。
ただし、坪単価の相場は、導入している設備等によっても変動します。あくまでも他の要素にって変わることを前提に、参考程度に考えておくのがおすすめです。
構造の種類 | 坪単価相場 |
---|---|
木造 | 全国平均単価56.8万円 |
鉄骨造 | 全国平均単価76.1万円 |
RC造 | 全国平均単価91.5万円 |
メーカーごとの坪単価相場
坪単価を算出するために必要な延床面積の測り方は、メーカーごとに異なります。そのため、メーカーごとの坪単価の相場も変わってくるのです。
ハウスメーカーの場合は、家のグレードごとでも坪単価が変動します。それでは、具体的な坪単価相場を見ていきましょう。
メーカーの種類 | 坪単価相場 |
---|---|
ハウスメーカー | ・ローコスト住宅の場合:30~50万程度 ・ミドルクラス住宅の場合:55~70万程度 ・ハイグレード住宅の場合:80万円程度~ |
工務店 | 50万円程度~ |
ハウスメーカーより工務店の方が少し安価になりやすいのは、モデルハウスや宣伝に費用をかけない傾向にあるからです。このような要素によって、坪単価相場は変動します。
都道府県ごとの坪単価相場
都道府県ごとにも、坪単価の相場は変わります。今回は、全国の坪単価相場と岡山県の坪単価相場を紹介します。
地域 | 建築費 | 本体価格 | 坪数 | 坪単価相場 |
---|---|---|---|---|
全国 | 3,861万円 | 2,702万円 | 36坪 | 75万円 |
岡山県 | 3,963万円 | 2,774万円 | 36坪 | 77万円 |
全国の相場より岡山県の相場の方が、少し高めであることが分かるでしょう。岡山県で注文住宅を建てる場合は、この77万円を相場として考え、どの程度の設備を導入できそうか等を検討しましょう。
坪単価ごとに実現できる注文住宅の建て方
坪単価によって、注文住宅で実現できることが異なります。今回は、下記の3つのグレードごとに、どのような家を建てられるかを紹介していきます。
それぞれ具体的にどのような家になるのか、見ていきましょう。
坪単価30~50万程度
坪単価30~50万円程度の注文住宅の場合、コストが低い「ローコスト住宅」に分類されます。コストが低い分、間取りやデザイン、設備などが予め決まっている「規格住宅」から選ぶ形式になることが多いでしょう。
そのため、一般的には、デザインや設備などの希望条件をすべて叶えるのは難しいと考えられます。また、坪単価が高い住宅に比べると、耐震性等の性能が劣るでしょう。
しかし、コスパが良かったり、細かいデザインを決める手間が省けたりするメリットもあります。低価格で細かい部分の設計等を業者にお任せしたい人には、むしろ嬉しい内容とも言えるでしょう。
坪単価55~70万程度
坪単価が55~70万円程度の注文住宅の場合、ローコスト住宅よりはこだわったデザインや間取りを実現できます。また、設備もある程度選ぶことができるでしょう。
例えば、太陽光パネルを導入したり、キッチンにこだわったりすることが可能そうです。ただし、こだわれると言っても、予算内に収めるにはある程度の妥協が必要になります。
本当に欲しい設備や譲れないポイントはどこなのか、事前に明確にしておくことが重要でしょう。
坪単価80万円程度~
坪単価80万円以上のハイグレード住宅の場合は、どのような要望も基本的には叶えられると言えます。耐震性や耐熱性の高さ等も担保できるため、機能性が高い家も実現可能です。
住宅内で作るエネルギーと使用するエネルギーを同じ量にできる「ZEH住宅」等も建てられるでしょう。そのため、コストよりも希望条件を叶えることが重要な方や、譲れない条件が多い方は、ハイグレード住宅を選ぶのがおすすめです。
きっと思い描いている理想のマイホームを手に入れられるでしょう。
注文住宅の坪単価を比較する際の注意点
注文住宅の坪単価を比較する際の注意点は、前述したように「業者によって坪単価の定義が異なる点」です。そもそもハウスメーカーと工務店でも坪単価は異なりますし、ハウスメーカー同士、工務店同士でも変わります。
また、安い坪単価を提示している業者だからといって、建築費用が安くなるわけではありません。これは、業者によって延床面積の基準が違ったり、手数料などの諸費用を含んでいなかったりするためです。
坪単価のみで予算を組んで考えると、実際に施工した時に予想より高額になってしまうことがあります。業者に依頼する際は坪単価の内訳や判断基準までしっかりヒアリングした上で、依頼するようにしましょう。
注文住宅の坪単価を安く抑える方法
注文住宅の坪単価には相場がありますが、できるだけ安く抑えたいものです。ここでは、注文住宅の坪単価を安く抑える方法を2つ紹介します。
それぞれ具体的な内容を見ていきましょう。
シンプルな内装・外装にする
注文住宅の坪単価を抑えたい場合は、シンプルな内装や外装にするのがおすすめです。例えば、下記のような工夫を取り入れると、建築費用及び坪単価を抑えられます。
- すべての階の床面積を同じにして、凹凸のないシンプルな外装にする
- 傾斜が一つだけの「片流れ」の屋根にする
- 年月とともに交換が必要となるような壁紙等の消耗品には、極力高いものを使わない
このように、少しずつ工夫を取り入れて、少しでも坪単価を抑えていきましょう。坪単価の抑え方に迷ったら、不動産会社へ相談するのもおすすめです。
複数のハウスメーカーを比較する
複数のハウスメーカーから相見積もりを取り、坪単価の低い業者を選ぶのも、坪単価を抑える一つの方法です。ただし、坪単価の定義が各社で異なることには注意しましょう。
また、坪単価の安さよりも希望条件をコスパ良く叶えたいという要望が強い場合もあるでしょう。そんな時は、ある程度予算内に収まりそうな業者を複数ピックアップして、希望条件を伝えた上で見積もりを取るのがおすすめです。
適切な坪単価で理想の家を実現したいならタカ建築がおすすめ

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社タカ建築 |
所在地 | 岡山市北区白石西新町7-123 |
設立年月日 | 1988年3月 |
対応地域 | 岡山市、倉敷市、早島町、総社市、玉野市、備前市、赤磐市、瀬戸内市 |
公式サイト | https://takaken-okayama.com/ |
ここまで注文住宅の坪単価について見てきました。坪単価を抑えるために、一つずつステップを踏んでいきましょう。岡山で注文住宅を建てたいと考えている方には、タカ建築がおすすめです。
株式会社タカ建築は、地域密着型の工務店として、岡山県内で高性能な住宅を提供しています。長期優良住宅をベースに、『スーパーウォール(SW)工法』を採用している点が大きな特徴です。
地域に根差した工務店として、アフターメンテナンスにも力を入れており、顧客からの信頼を大切にしている姿勢が伺えます。
以下の記事ではタカ建築の口コミや評判、会社の特徴や施工事例などを解説していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみるといいでしょう。
まとめ
今回は、注文住宅の坪単価の計算方法や相場、安く抑えるためのコツについて紹介してきました。坪単価が高くなり過ぎないように、高くなる原因を知っておくことは大切です。
また、注文住宅会社を選ぶ際には、複数の会社の比較検討は重要です。デザイン性や機能性、価格やアフターサービスなどを総合的に判断し、自分に合った会社を見つけてみてください。
この記事があなたにとって、注文住宅づくりの参考になりますように。