「スーパーウォール工法って何?」
「スーパーウォール工法の評判ってどうなの?」
注文住宅を検討していて、スーパーウォール工法が気になっている方もいるでしょう。スーパーウォール工法はLIXILが開発した高気密・高断熱・高耐震住宅の工法です。スーパーウォール工法を採用すれば、高性能住宅が実現できるでしょう。
しかし住宅は簡単に購入できる商品ではありません。絶対に後悔しないためによく検討する必要があり、さらに非常に高額です。
そこで本記事では、スーパーウォール工法で家を建てた人の口コミ・評判について詳しく解説します。スーパーウォール工法であなたが満足いく家づくりができるのか、本記事を参考に検討してみてください。
スーパーウォール工法のメリット
在来軸組工法をベースに、高性能断熱材を使用したパネルで壁、床、天井を覆ってしまうという方法を採用。高性能断熱材と気密性の高い構造により、室内の熱損失を抑え、夏は涼しく冬は暖かい快適な空間を実現します。光熱費の削減にも効果が期待できます。
また、地震や台風に強いのも特徴の一つ。パネルと柱を一体化したモノコック構造を採用している結果、地震や台風などの外力に対して高い耐震性を発揮。地震や台風などの災害が多い日本にとって耐震性が高いのは大きなメリットと言えます。
スーパーウォール工法の豊富なメリットをさらに詳しく
スーパーウォール工法の豊富なメリットをさらに詳しく3つに分けて解説します。
スーパーウォール工法の具体的な数値と性能
スーパーウォール工法の最大の特徴は、数値で証明される高い断熱性能です。一般的な木造住宅の断熱性能を示すUA値が0.87W/m²K程度であるのに対し、スーパーウォール工法では0.46W/m²K以下を実現することができます。これは次世代省エネ基準を大きく上回る性能であり、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準もクリアしています。
気密性を示すC値においても、一般住宅の平均が5.0c㎡/㎡程度であるのに対し、スーパーウォール工法では0.5c㎡/㎡以下という高い気密性を確保。この高気密・高断熱性能により、夏は外部からの熱の侵入を抑え、冬は室内の暖かさを逃がさないため、年間の冷暖房費は一般住宅と比較して約30〜40%削減できるケースが多く報告されています。
スーパーウォール工法の性能評価
スーパーウォール工法を採用した住宅の性能については、様々な実証データが集められています。国土交通省の調査によると、高断熱・高気密住宅では一般住宅と比較して年間冷暖房費が平均約30%削減されるというデータがあります。
また、住宅の断熱性能を客観的に評価するUA値(外皮平均熱貫流率)において、スーパーウォール工法による住宅は0.46W/m²K以下という優れた数値を実現しています。これは一般的な木造住宅(0.87W/m²K程度)と比較して約半分の熱損失に抑えられることを意味します。
実際の測定事例では、真夏の外気温が35℃を超える日でも、室内温度が28℃前後で安定していたというデータも報告されています。また、冬季においても室内の温度差が少なく、従来の住宅で課題となっていたヒートショックのリスク低減にも貢献していることが確認されています。
健康面でのメリットと医学的根拠
住宅の断熱性能と健康の関係性については、近年の研究で明らかになりつつあります。国立保健医療科学院の調査によると、断熱性能の低い住宅に住む人は高血圧のリスクが1.6倍高まるというデータがあります。これは室温差によるヒートショックが原因と考えられています。
スーパーウォール工法による高断熱住宅では、室内の温度差が少ないため、ヒートショックのリスクが大幅に低減。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、健康面での安心感が大きなメリットとなっています。
スーパーウォール工法のデメリット
スーパーウォール工法は希望のデザインが採用できない可能性があります。高気密性を維持するために、専用の窓やドアを使用する必要があります。
そのため、デザインや機能性において選択肢が限られる場合があるのが実際です。希望に合う窓やドアが見つからない場合は、断熱性能や気密性を犠牲にする必要が出てくる可能性があります。
近年では、デザイン性や機能性を兼ね備えた専用窓やドアも増えつつありますが、価格も高くなります。
また、高性能な断熱材や気密性の高い構造を採用するため、一般的な木造軸組工法に比べて建築費用が高くなります。坪単価50万円以上が一般的で、場合によっては70万円を超えることもあるでしょう。
費用を抑えるために、一部の部屋のみスーパーウォール工法を採用するなどの選択肢もありますが、断熱性能や気密性が偏ってしまう可能性があります。
また、換気システムや太陽光パネルの採用も検討する必要があるため、スーパーウォール工法を採用する際は費用のバランスをよく考えましょう。
スーパーウォール工法で家を建てた人の口コミ・評判
ここでは、スーパーウォール工法で家を建てた人の口コミや評判を紹介します。
それぞれ紹介していきます。スーパーウォール工法が気になっている方はぜひ参考にしてみてください。
良い口コミ
入居して春夏秋冬過ごして来ましたが窓の結露は今の所確認されていません。
リビングは加湿器をたいていますが朝も結露はしていないです。
自然素材の家なので調湿機能があるのでそのおかげもあるかもしれませんが、
現状結露しているのを見かけたことはありません。
引用元:ワーママまろれーるの雑記ブログ
スーパーウォール工法を採用した家に住んでいる方によると、結露は全くないそうです。一部結露があるという噂でしたが、こちらに関しては問題ないでしょう。
結露があると建物の劣化が早まったり、カビが発生して健康被害を及ぼしたりする可能性があります。結露が起きないだけでも大きな効果を発揮していると言えるでしょう。
悪い口コミ
冬場は特に乾燥しやすいです。
計画換気によりフィルターを通して外気を取り込むため、外の乾燥した空気が室内にも流れるから。特に第3種換気システム場合は乾燥がひどいです。
引用元:すへえハウス
換気システムがしっかり整っていることが仇となり、冬場は乾燥しやすい様です。こちらの方は部屋干しなどで対策しているとのことですが、ひどい時は湿度30%にもなってしまうこともあります。
湿気が多いのも困りますが、冬の乾燥は辛いと感じる人も多いでしょう。導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
スーパーウォール工法の施工事例
ここからはスーパーウォール工法の施工事例を紹介します。以下の3点に関して詳しく解説します。
それぞれ解説していきます。ぜひ参考にしてください。
構想4年素材・仕上がりにこだわり抜いたパッシブデザイン住宅
構想に4年かかったというこの家は、スーパーウォール工法を採用したこだわりのパッシブデザインの家。パッシブデザインとは、機械に頼らず太陽や風の力を最大限に活かした設計のことです。
パッシブデザインで自然と上手に付き合いながら、スーパーウォール工法によって高気密高断熱性を実現できた、とても良い例と言えます。
TRETTIO VALO 規格型住宅
こちらは規格型住宅にはなりますが、シンプルでスタイリッシュな外観と開放的な吹き抜けが魅力の家。スーパーウォール工法はデザインが限られてしまうというデメリットがありましたが、そこを上手に活かしてシンプルながら洗練されたデザインの家が建てられました。
リビングの吹き抜けや階段は高気密・高断熱性に優れていないと採用しづらい設備です。暖かい空気は室内上部に集まってしまうため、リビングに吹き抜けがあると寒さを感じやすくなってしまいます。リビングの設備からも快適な室内空間が見て取れます。
「PYLO」 提案型住宅
「PYLO」提案型住宅は岡山市北区撫川に2024年5月竣工した延床面積97.5㎡の住宅です。「大切な人を守る家」をコンセプトに、高気密高断熱技術を採用し、エネルギー効率に優れた快適な生活空間を実現しています。
玄関はドアや廊下といった余分な部分を最小限に抑えた無駄のないデザイン。洗面台はグレーの落ち着いた色合いの造作洗面台で、可動棚を設置し収納の自由度を高めています。
LDKは吹抜けからの自然光が空間を明るく照らし、開放的な雰囲気を演出。シンプルで洗練された内装により、家具やインテリアが引き立つスタイリッシュな空間となっています。外観は白を基調にグレーのアクセントが効いた、飽きのこないモダンなデザイン。シンプルながらも洗練された美しさが特徴の、家族の暮らしを優しく包み込む住まいです。
他工法との比較分析
スーパーウォール工法と他の高性能住宅工法を比較すると、それぞれに特徴があります。
2×4工法との比較
2×4工法も高い断熱性能を持ちますが、スーパーウォール工法は在来工法をベースにしているため、日本の住宅デザインに適応しやすいという特徴があります。また、スーパーウォール工法は壁厚を確保しながらも室内空間を広く取れる点も魅力です。
OMソーラーとの比較
自然エネルギーを活用するOMソーラーは省エネ性に優れていますが、初期投資がスーパーウォール工法より高額になることが多いです。スーパーウォール工法は太陽光発電などと組み合わせることで、同等の省エネ性を実現しながらもコストパフォーマンスを高められます。
セルロースファイバー断熱との比較
自然素材を用いたセルロースファイバー断熱は調湿性に優れていますが、施工の手間がかかるため工期が長くなる傾向があります。スーパーウォール工法は工場生産されたパネルを使用するため、現場での施工期間を短縮できるメリットがあります。
スーパーウォール工法を採用する際の注意点と対策
スーパーウォール工法を採用する際に注意すべき点として、以下が挙げられます。
換気計画の重要性
高気密住宅では適切な換気計画が不可欠です。第1種換気(給気と排気を機械で行う)を採用することで、熱交換ができ省エネ性を損なわずに換気が可能になります。第3種換気(排気のみ機械で行う)よりは初期コストは高くなりますが、快適性を重視するなら第1種換気がおすすめです。
加湿対策
冬場の乾燥対策として、加湿器の設置だけでなく、室内干しスペースの確保や観葉植物の配置なども効果的です。また、無垢材やしっくいなどの調湿機能を持つ自然素材を内装に採用することで、湿度環境を整えることができます。
メンテナンスの計画
高性能住宅であっても定期的なメンテナンスは必要です。特に換気システムのフィルター清掃は重要で、3ヶ月に1回程度の清掃が推奨されています。また、気密性を保つためにサッシなどのパッキン部分の点検も年に1回程度行うことが望ましいでしょう。
補助金活用と将来的な資産価値
スーパーウォール工法による高断熱住宅は、省エネ住宅としてさまざまな補助金の対象となることが多いです。ZEH支援事業では最大125万円の補助金が受けられるケースもあり、こうした制度を活用することで初期コストを抑えることが可能です。
また、近年の住宅市場では環境性能が高い住宅の資産価値が評価される傾向があります。将来的な省エネ基準の強化も予想される中、スーパーウォール工法の高性能住宅は資産価値の維持にも寄与すると考えられます。
スーパーウォール工法の最新トレンドと技術革新
スーパーウォール工法も年々進化しており、最新のトレンドとしては以下のような点が挙げられます。
IoT技術との融合
スマートホームシステムと連携させることで、温度・湿度の自動管理や電力消費の最適化が可能になっています。特に、HEMSと呼ばれる家庭用エネルギー管理システムと組み合わせることで、より効率的なエネルギー利用が実現できます。
デザイン性の向上
従来は選択肢が限られていた窓やドアのデザインも多様化しており、モダンなデザインや大開口の窓も高い断熱性能を維持したまま採用できるようになっています。
災害対策の強化
近年の自然災害の増加を受け、耐震性だけでなく、豪雨や台風に対する防災性能も向上。特に浸水対策や強風対策を考慮した設計提案が増えています。
これらの最新トレンドを取り入れることで、スーパーウォール工法の家は単なる高断熱住宅にとどまらず、総合的な住まいの質を高めることが可能になっています。
スーパーウォール工法で家を建てるならおすすめ注文住宅会社3選
最後にスーパーウォール工法で家を建てるならおすすめの注文住宅を3社紹介します。
それぞれ施工事例も合わせて紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
タカ建築

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社タカ建築 |
所在地 | 岡山市北区白石西新町7-123 |
設立年月日 | 1988年3月 |
対応地域 | 岡山市、倉敷市、早島町、総社市、玉野市、備前市、赤磐市、瀬戸内市 |
公式サイト | https://takaken-okayama.com/ |
タカ建築は住宅性能にとてもこだわりを持った工務店です。家づくりにおいて一番大切なのは、一年中、一生涯を通して家族みんなが快適で安心に住み続けられること。そのために高気密高断熱性に優れた工法を採用し、コストと性能のバランスのとれた家を建てています。
アフターサポートもしっかり用意されています。タカ建築が気になった方は、ぜひホームページを見てみてください。インスタグラムでは参考になりそうな施工事例も多く掲載しているため、注文住宅を検討している方は役立つ情報を見つけられます。
なお、タカ建築についてより詳しく知りたい方は、公式サイトを訪れてみてください。
また、以下の記事ではタカ建築の口コミや評判、会社の特徴や施工事例などを解説していますので、気になる方はぜひ一度チェックしてみるといいでしょう。
タカ建築の施工事例①:住み心地抜群で笑顔が増えた!住宅性能の高いパッシブなお家
家づくりにおいて、温度差のない高水準の住宅性能が最も譲れない条件だったこちらの施工主。
和のテイストを出しつつ、理想の家が完成したそうです。
カバ桜やヒノキなど、木の温もりを感じられる室内は快適そのもの。他にも家事動線がしっかり組まれていて、奥様にとっても嬉しい家になった様です。
タカ建築の施工事例②:木のぬくもりに包まれる家族時間を過ごす、高性能住宅
こちらの家はファミリー向けで高気密高断熱性に優れた性能を持った住まいです。広々とした室内のため、気密性や断熱性が高くないとエアコン代がかさんでしまったり、場所によって暑い・寒いの差が激しくなってしまいます。
住宅性能が高いことでどこにいても快適で、家族全員がそれぞれの快適な場所で過ごせます。それぞれの意思を尊重できるそんな一軒になりました。
アイ工務店

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社アイ工務店 |
所在地 | 大阪市中央区心斎橋筋1-9-17エトワール心斎橋9F |
設立年月日 | 2010年7月 |
対応エリア | 全国(沖縄県を除く) |
公式サイト | https://www.ai-koumuten.co.jp/ |
アイ工務店は、高断熱性能を標準仕様としているため、一年中快適な家を建ててくれる工務店です。地域に根差し、地域の人々の快適な生活を常に考えてくれています。
保証が充実していることもアイ工務店の特徴の一つ。困った時はすぐに対応してくれます。気になった方はぜひ展示会やオンライン相談会に参加してみてください。
アイ工務店の施工事例①:日当たりも家事動線も大切にした、たっぷり収納の家
ラグジュアリーな印象のこちらの家は、日当たりをしっかり考慮したおかげで、明るい日差しの入る家になりました。
室内が全体的に暗めの配色ながら、しっかり太陽が入ることで、また違った印象を受けます。玄関先は太陽の入り方が少ないため、白を基調としたデザインに。広々しているけれど、洗面台がすぐ近くに設置されていて機能面も充実しています。
アイ工務店の施工事例②:縦空間を活かしたゆとりの中で、ペットと快適に暮らす家
犬1匹、猫2匹を飼っているこちらの家は、高気密高断熱性のおかげでエアコン1台で快適な生活が送れているとのこと。ペットがいると外出時にエアコンをつけたまま出かけなくてはならないことも多いため、高気密高断熱性の家に満足している様です。
ペットのいる方が注文住宅を建てる際に参考になる事例と言えます。
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社アイ工務店 |
会社住所 | 大阪市中央区心斎橋筋1-9-17エトワール心斎橋9F |
創業年数 | 2010年7月13日 |
対応エリア | 全国各地 |
公式サイト | https://www.ai-koumuten.co.jp/ |
一条工務店

項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社一条工務店 |
住所 | 東京都江東区木場5-10-10 |
創業年数 | 1978年9月 |
対応エリア | 高知・沖縄を除く全国の約500拠点以上 |
公式サイト | https://www.ichijo.co.jp/ |
住宅性能に大きなこだわりをもっているのが一条工務店。お客様に「一条で建てて良かった」と言って頂ける住まいを目指して、ダントツの住宅性能を持った家を建てています。
アフターサポートもしっかり揃っており、定期メンテナンスを始めサポートアプリやサポートセンターなど、お客様に合った対応方法でサポートしてくれます。
一条工務店が気になった方はぜひホームページから情報収集してみてください。
一条工務店の施工事例①:エコの街にエコの住まい。ナチュラルテイストの家
こちらはエコ意識の高い家づくりをした事例です。省エネ性を意識して太陽光パネルを採用したり、高気密高断熱性の高い施工を行ったことで、冷暖房効率がよく快適な家になりました。
ナチュラルな印象にするために、木材はレッドパイン材やメイプルを採用。明るくて素敵な家になりました。
一条工務店の施工事例②:広々リビングとアイランドキッチンの家
アメリカ出身のご主人のご希望により、可能な限り広々とした室内を意識して家づくりをされました。天井を高くしてリビングとダイニングを繋げることで一つの大きな空間を実現しました。
さらに片流れ屋根の部分に大きな太陽光パネルを設置。大胆な部分と繊細な部分をもった、魅力的な家になりました。
以下の記事では、一条工務店について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください
まとめ
スーパーウォール工法を採用すれば、高性能住宅が実現できるでしょう。しかし、家づくりで大切なことは、注文住宅会社をいくつか比較して決めることです。
しっかり検討することで、より納得して家づくりができます。そしていくつかの注文住宅会社を比較する際に、ぜひ今回ご紹介した3社も含めて検討してみてください。
本記事があなたのお役に立てる事を願っております。